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リリカクラスの客船に2年間の「ルネサンス・プログラム」を導入

MSCクルーズはリリカクラスの全客船4隻を対象とした数百万ユーロのプロジェクトを今後2年間にわたり実施することになりました。
約2億ユーロの「ルネサンス・プログラム」は世界最大級の造船会社であるイタリアのフィンカンティエリ社に発注し、2015年に完了します。この「ルネサンス」により、MSCアルモニア、MSCリリカ、MSCシンフォニア、MSCオペラには新たなエンターテイメント施設の設置、最新テクノロジーの導入、免税店の拡充、そして約200室のキャビンが増設されます。
4隻の客船には噴水公園が新設され、水しぶきや水大砲で遊ぶことができます。内装を一新し、広くなった免税店には香水店が入り、ディオール、ランコム、ドルチェ&ガッバーナといった一流ブランドのコーナーを設けます。

ローマで開催された記者会見で、MSCクルーズのCEOジャンニ・オノラートはこのプログラムについて次のように説明しました。「38週間に及ぶドライドックの後、生まれ変わったリリカクラスの客船が運航を再開します。新しくなった船内で快適に過ごしながら、世界中の素晴らしい寄港地を旅することができるでしょう。この大規模な「ルネサンス・プログラム」のために莫大な投資を行い、私たちが大切にしている高水準の設備、最先端のテクノロロジー、革新的なプロダクトを新たに実現させます。MSCクルーズの客船はそれ自体が芸術作品ですが、「ルネサンス・プログラム」によて、スタイルと優美さにいっそう磨きがかかることでしょう。」
フィンカンティエリ社のCEO、ジュセッペ・ボーノ氏は次のようにコメントしています。「この契約にはあらゆる面で満足しています。何よりもまず、大切なパートナーであるMSCクルーズが進める、技術面においても経営面においても非常に野心的なプログラムに関われることです。また、この契約により、成長を続けるクルーズ業界から見て、造船業の改装部門における私たちの地位はゆるぎないものになるはずです。実際、世界的な競争がますます厳しくなる中で、このように複合的な契約を締結できたことで、私たちは業界のリーディングカンパニーとしての地位を固めることができました。」
融資枠はイタリアの輸出信用機関及び保険金融グループのSACEが保証しました。「再びフィンカンティエリ社に協力できることを嬉しく思います。この契約は造船業の質の高さを再確認するものであり、造船業という重要な業界の未来が再び明るくなった兆しでもあります。」SACEのCEOアレッサンドロ・カステッラーノ氏はこう続けました。「MSCクルーズが発表したプロジェクトを私たちが財政面で支えることを誇らしく思います。本当の勝者はフィンカンティエリ社で働く数千人の従業員と中小の補給基地でしょう。」

スケジュールと重要な数字
リリカクラスの「ルネサンス・プログラム」は下記のドライドック期間に行われます。
● MSC アルモニア(2004年建造): 2014年8月29日から11月18日
● MSCシンフォニア(2005年建造): 2015年1月12日から3月16日
● MSC オペラ(2004年建造): 2015年5月2日から7月4日
● MSC リリカ(2003年建造): 2015年8月31日から11月9日

リリカクラスの4隻は2003年から2005年にフランスのサンナゼールにあるSTXの造船所で建造されました。現在、船の全長は251メートル、総トン数約6万トンで乗客定員は2,199人です。「ルネサンス・プログラム」が終了すると、全長275メートル、総トン数6万5千トン、乗客定員は2,680人になり、193室の乗客用キャビン(及び59室の乗務員用キャビン)が増設されます。

【フィンカンティエリ社について】
200年の歴史を持つ世界最大級の造船グループ企業であり、これまでに造船した数は7,000隻を超えます。現在、フィンカンティエリグループはクルーズ客船製造のリーディングカンパニーであるだけでなく、軍艦、クルーズフェリー、メガヨット、特別仕様の船舶の製造、船の修理や改装においても主要な役割を果たしています。トリエステに本拠を置く同グループは3大陸に21の製造施設を持ち、従業員は2万人(イタリア国内で8,100人)に上ります。年間総売上高は40億ユーロです。最近、シンガポール証券取引所に上場しているVARを買収。規模の倍増により、世界第4位の造船会社になりました。上位3位を占める韓国の造船会社のすぐ後に続きます。高付加価値産業における多様性とマーケットの存在感という点でフィンカンティエリグループだけが韓国の大手3社と肩を並べることができます。アメリカでは五大湖地域に3つの造船所(マリネット・マリン、ベイ・シップビルディング、エース・マリン)を持つグループ会社のフィンカンティエリ・マリングループ(FMG)が民間だけでなく海軍や沿岸警備隊等の軍隊と取引しています。アラブ首長国連邦では、マレラ・ミドルイーストとアルファッタン・シップインダストリーズとの合弁企業であるエティハド・シップビルディングが、様々な民間船舶及び軍艦の設計、造船、販売、及びメンテナンスと改装を行っています。2002年から現在まで、フィンカンティエリグループは100隻以上の船舶を製造または受注し、その総額は250億ユーロ相当です。グループが取り扱うあらゆる部門が発展しています。

【SACEについて】
輸出信用、信用保険、海外投資保護、財務保証、保証及びファクタリングのサービスを提供。189カ国で700億ユーロ相当額を保証するSACEグループはイタリア及び海外ビジネスの競争を支援し、より安定したキャッシュフローを保証したり企業の破綻リスクを発展のチャンスに転換しています。


【MSCクルーズについて】
MSCクルーズが所有する12隻の客船では地中海のライフスタイルがもたらす情熱と快活さを感じることができます。一流のホスピタリティとエンターテイメントからイタリアの郷土料理まで、あらゆるところに地中海の精神が受け継がれています。船上ではゆったりと過ごし、あらゆる瞬間を味わいましょう。家族経営の企業として家族を大切にするMSCクルーズでは、ご両親と同室の18歳未満のお子様のクルーズ料金は無料です。

本件に関するお問い合わせ先
株式会社MSCクルーズジャパン マーケティング部/担当:鈴木
〒105-0001 東京都港区虎ノ門3丁目7番10号 ランディック虎ノ門ビル8F
電話:03-5405-9401 FAX:03-5405-9212 ウェブサイト:http://www.msccruises.jp/jp_jp/homepage.aspx

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